定例戦略会議(公式&非公開)
国防相「では我が国は静観ということでよろしいのですね」
皇帝「物理的に不可能では仕方あるまい。九州は遠すぎる。どこからか要請があった場合は空軍派遣までなら考慮してもよいがな」
外相「宮城より正式に返答が参っております」
皇帝「逆に我を切り崩しに出るとはな・・ふふふ食えん男だよ」
情報相「包囲網はここにきて完成したと申すべきですか」
皇帝「我々静岡に限れば北方東方ともに安泰だよ。伊豆の意味が出てこようというもの」
外相「東に関しては伊豆を提供している以上我々に大儀名分が御座いましょう」
皇帝「我々はこれ以上の干渉はできん。北鮮の入港問題も片付いたことだ。早く動かねば手遅れになるぞ」
外相「越後に亡命された日本国大統領は健在でしょうか?とにかく東北に対して何らかの接触を取るのが急務です」
皇帝「さて我々にできるのは本当にここまで。後は天のみぞ知るといったところか」

宮城企業連合ヘンリー・ガーナム殿宛
我々静岡は東北と対立することを望んではおりません
しかし我が盟友への敵対は我々に対する敵対と同義になると皇帝陛下はおっしゃっています
貴国が申すこと全く正しく今後貴国越後間で何らかの外交的進展があることを我々は願っております
願わくば山形で貴国と弓矢の仕儀のないことを・・・

東海三国宛(最極秘)
我々は正式に首脳会談への出席を申請しますが我々の参加は最上機密として取り扱っていただきたい
尚一国でも反対姿勢の国家がでた場合我々はその参加を取り消すこととします